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2012年8月2日木曜日

Fender Japan Yngwie Malmsteen Signature ST72-140YM

所有ギターの紹介その2。
こちらは以前メインとして使用していた72年モデルのイングヴェイ シグネチャー。
ここでまとめたように、1994年発売のFender Japan初のイングヴェイ シグネチャーモデル。
このギターが発売するまでは、Yngwie SignatureというとFender USAのモデルしか無く、でもスモールヘッドだし、2点支持ブリッジだし、高いし、で、なかなか購入には躊躇してしまうモデルだった。
またFender JapanにはST72-860DCSといったモデルはあった。
Yngwie Signatureではないが、ラージヘッドにブレットナット、スキャロップにHS-3とかなりYngwieを意識したモデルではあった。
ただし、ネックが3点止だったり、ナットがブラスではなかったり、ブリッジがダイキャスト製だったりと、やっぱりちゃんとしたYngwie Signatureではないモデルだった。
そこで比較的安価なこのモデルがFender Japanから出て、当時新品で迷わず買った。
という72年モデルのYngwie Signatureだが、私が知る限りこのST72-140YMは2種類ある。
私が所持しているこの写真のギターのような、ボディーが60年代前半モデルと思われるものと、70年代モデルのものとの2種類ある。
違いはピックガードのビスの位置。
写真のように見た場合、センターピックアップ左横のビスの位置が違う。
70年代のモデルであれば、以前紹介したST71-140YMのように、センターピックアップのすぐ横にあるはずだが、このギターはそれよりも上、センターピックアップとフロントピックアップの間ぐらいにある。
このビス位置は60年代前半(正確には50年代の終わりごろ)にピックガードが3Plyになり、11点止になった直後のビス配置である。
さらに、この写真ではわかりにくいが、ネックエンド側のトラスロッド調整ネジにアクセスしやすくするために、ピックガードのネックジョイント部分が半円にえぐられている。
このギターはブレットナットなので、その必要はない
Fender Japanで60年代前半のモデルとなると62年モデルしか無いので、このボディは62年モデルのものと同一と思われる。
なので72年モデルなのにボディーが62年モデルという変なモデルとなる。
Googleなどで調べると、ちゃんとした70年代のボディのST72-140YMも存在するようなので、すくなくとも2種類あるのかな、と思う。
このギターは当時新品で購入したものなので、誰かが後で手を入れたというわけではなく、製造当初からこうだったというわけで、この辺どうなんですかね、Fender Japanさん。
個人的な想像では、当時同時に発売された3つのYngwieシグネチャーモデル、ST72-140YM、ST62-140YM、ST57-140YMは、それぞれボディが共通だったのではないかということ。
ST57だけピックガードを1プライのものにし、ST72、ST62は全く同じものを流用していたのではないか。
ここで紹介したように、ST57-140YMのボディはST62とかのように、コントロールキャビティにコブがあるし、それも考えると、そう想像してしまう。
このギターは、前回紹介した71年モデルのST71-140YMを手に入れるまではずっとメインで使っていた。
長い間こればっかりだったから、それなりに傷もあるし、ボディもネックもプラスチックパーツもちょっと焼けてきている。
トーン回路をカット、ピックアップセレクターを3wayに変更ということ以外はオリジナル。
ST71-140YMと比べると、ピックアップがHS-3のため、個人的には音はこっちのほうが好き。
ただ、ネックが太く、ST71-140YMや最近のYngwieモデルを弾いてしまうと、弾きづらく感じてしまう。
以前はこのギターが最高だと思ってたんだけどなあ。
所有する機材が増えてきたので、ピップアップなどを移行したりして、こいつはそのうち整理対象にしてしまおうかと思っている。
長い間共にしてきたギターだけども、弾いてあげれなければかわいそうだしね。

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